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「みうらじゅんFES」に行ってきた

うかつにも不覚にも気付くのが遅れてしまった! みうらじゅんFESです。
一品一品が練乳並みに濃い~ので、体調を整えて臨まないと途中でダウンしますよ!

​場所および日程など

みうらじゅんFES マイブームの全貌展

場所:

しもだて美術館 (茨城県筑西市)

https://www.city.chikusei.lg.jp/page/dir004549.html

日程:

2024/4/27~6/30(日)

10:00~18:00

料金:

一般:800円(高校生以下無料)

会場風景

特徴

  • (一部を除き)写真撮影自由(動画は不可)

  • 幼少期・青年期から現在までの創作活動を一望できる展示

  • 2時間程度では足りません。長期戦の備えを。

  • もちろん、グッズ販売もアリます

さらに・・・

みうらチャンス!!

書籍「通常は死ぬ前に処分(中略)100のモノ」の

ご購入で素晴らしいノベルティがゲットできる!

(当方の照明ミスで画像が不鮮明になってしまいました。お詫び申し上げます。)

グッズ販売あり
03.jpg

じゅんチャンス!!

4000円以上のご購入ならオマケで「お面」が付いてくる!

ファンなら見逃せないモノばかりだ。 この機会を逃さず、是非ゲットして頂きたい!

いつまでも  いると思うな  みうらじゅん

例えば、笑点の大喜利。 一番最後に当意即妙のオチを言って会場中の笑いを根こそぎ持って行っちゃう人が居たとしましょう。「オチ泥棒」です。 そんな男なんです、みうらじゅん氏は。 あまりに見事なオチなんで、笑いを持っていかれた芸人も感心しちゃう。 そんな表現が出来るヤツなんです。

仏像ブーム、ゆるキャラ、etc.。 仏像もマスコットも氏が作り出したものではなく、同じ収集活動をしているマニアは日本中に居た訳です。 そんな中で、氏が登場し「これって、〇〇だよね」とキャッチーな言葉で表現してしまう。 有象無象を大所高所から俯瞰し、その全体像をズバリと言い表してしまう。

 

こんな事が出来る人は、氏で最後です。今後は現れません。

その理由は、現代は「特定の領域だけの高度な技能が求められる」社会だからです。 芸能界やスポーツ界、あるいは、あなたの職場で業務に無関係な​​特技を持っている人が居たとしましょう。 周りの反応はどうですか? 「もうちょっと、本業に集中してくれたらなぁ」ではないですか?

でも、みうらじゅん氏は、そんな事は一切言われません。 別に、許して貰っている訳でも、大目に見て貰っている訳でもありません。 「彼しか専門家が居ない分野」で活躍しているからです。 そもそもライバルが存在しないんです。 これは示唆的だと思いませんか?

  • 会社、業界、学会

  • 芸能界、スポーツ界

  • ゲーム、ゲーム・スポーツ

どこもライバルだらけです。 でも、氏はそんな土俵には立ちません。自分で土俵を作っちゃうんです。 「リアル唯我独尊」です。

氏は、知ってか知らずか、リアル唯我独尊の道を歩んできました。

​生まれ持った才能を伸び伸びと育て、旺盛な知識欲と収集癖を肥しとして、次々と新機軸を生み出して来ました。 本当にピッカピカの羨ましい人生だと思います。 周囲から見れば好きを貫いているだけの様に見える訳ですが、これは本当に苦しい事です。 全てを自分で作り出さなくてはならないんですから。 氏は、そんな苦労話はしませんけど。

氏が不世出である理由は、他にもあります

  • モノ離れ:現物を収集する時間と金が無駄。(ミニマリズム)

  • デジタル化:皆が同じクオリティの情報を入手でき、一瞬で消費される。(バーチャル)

正に、我々の身の回りで起こっている事です。こんな環境で育った子供達の中から氏に続く人物が登場するとはとても思えない訳です。 皆、手っ取り早くYouTuberを目指すでしょう。 でも、後の世代は、全く別の表現者を目指せば良いのです。 真似ようとしても真似られませんから、みうらじゅんは。(しかし、ヒカキンが何をやってる人なのか、実は私は知らないんです。)

ところで、皆さんは「もの派」(注)をご存じでしょうか? 本家「もの派」は素材感を重視するのですが、一方、氏は大量生産される商品やチープなイメージに惹かれている様子です。

そんな事から、私は氏を「別モノ派」だと思っています。(私見) 本邦初の「別モノ派」です。

しかし近年、最終章を暗示する発言が目立っています。

先日も、氏はTVで「死」について語っていました。 「とうとう、こんな事を語るお年頃になっちゃいましたか!」、ちょいと驚きました。

(注)美術手帳「もの派」 https://bijutsutecho.com/artwiki/101

自然な事です。 ならば、こちらも覚悟しておきます。 氏も私も、いつかはこの世を去る訳ですが、氏と同時代を生きて来られた事を本当にラッキーだと思っています。

私達の時代を端的に表現してくれている、みうらじゅん氏に大きな拍手を!

Enjoy NOW! Enjoy 現世!(もう暫く頑張ってくれよナ)

で、来週もう一回行って来ます♪

(おわり)

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