家電を長く使う
家電製品をできるだけ長く使う方法を解説します。今回は、その基本的な考え方をご説明します。家電の延命は家計の節約になります!
家電を長く使うコツ
高校の時に立ち読みした本『アースと熱』(だったと思う)に、こんな記述がありました。
「電子部品の使用温度を10度下げれば、寿命が2倍になる」
何回も温度試験を繰り返して得られた実験則です。(外れる事もあり)
当時は、トランジスターが全盛で、ICが出始め、真空管が一部生き残る、そんな時代でしたので、抵抗器やコンデンサーについての記述だった思います。
でも、この法則は今でも(私の中では)生きていて、電子機器の寿命を伸ばす指針となっています。
後続の頁で「〇〇の寿命を伸ばす」と書かれたものは、全てこの法則をベースにしています。
テレビ選定の目安になります
電気店でテレビを買う時に、私は液晶パネルを手の甲で触れて、その温度を確かめます。
比較的、温度の低いモノを買っておくと、直ぐには壊れません。
経験的なものですが。 ご参考になれば。
「延命」という「節約」
日々の食費や電気代を節約するのは難しいですね。 1円2円の積み重ねです。
そうやって蓄えた現金が、突然に吹き飛ぶ事があります。 デジタル家電の破損です。
トランジスタラジオやモーターといった、アナログな家電なら、何らかの前兆や、トントン叩けば一時的に使える事もあります。 しかし、デジタルは突然壊れるので、衝撃的です。
覚悟と言うか、心の準備が出来ないんです。
しかも、発生する費用がそこそこ大きいので、家計に与えるインパクト大です。
PC、テレビは、いつかは壊れてしまう物ですが、できるだけ長く使い続ける事が、結局は家計の節約につながるという訳です。
しかし、食事代・電気代のように、「寿命延長:1年、2年」などと数値化できないのが難点です。
代案としては、
「テレビ3年、PC3年」と、自分の中に、耐用年数の「相場」を心得ておく
そうすれば、「そろそろ買い替えか?」と心の準備も出来る訳ですから、突発的な破損にも、「〇〇年使えたから良かった」と苦しいながらも納得感が残ると思います。
もちろん、次頁以降でご紹介する「延命法」を実践していただければ、効果的ですよ。
(おわり)