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資産運用どうするか

私の失敗談です。そしてたどり着いた低リスクの資産運用を解説します。新NISA、株の長期投資、iDecoを活用します。

ご参考なるか分かりませんが、私の投資遍歴をご紹介します

株の短期売買は難しい

投資資金1000万、約30年の試行錯誤の結果、(マイナス50万の)950万でした。(訂正)

  • 株の自動売買システムを開発しました

ある年の売買総額3億、利益11万でした。ガックリです。

’21年頃、ひっそりと運用を終了しました。

  • アベノミクスの時は200万勝ちましたが、その後、負け続け利益0

  • リーマンショックやトランプさん時代は株が乱高下し、休んでいました

大負けはしなかったので、自分では頑張ったと褒めてやりたいのですが、何も得るものはありませんでした。 場数を踏んだだけです。

株の長期運用は?

そんな訳で’23年から株の長期投資(配当狙い)に切り替えました。 しかし、値上がり益を諦めた途端に株価上昇です。 その結果、含み益(値上がり益)が発生。

何という皮肉か! 何という当て付けか! こん畜生め、もう株は売らない。

死ぬまで保有します。 未来の事は分かりません。 誰にも分からないのです。

ムカつく投信

株の研究はそこそこやりましたが、投資信託は素人です。

そもそも、奴らの言い分が気に入りません。

  • さぁいらっしゃい、何でもお好きなモノを選んで下さいネ。

  • でも私共は何もアドバイスしませんよぉ。

  • 損をしても知りません。 お客様の自己責任でございます~。

  • でも、手数料はきっちり頂戴いたします!

 

奴らは他人のフンドシで相撲を取り、絶対に損しない。 損は客に被せる。 腹立ちますよね。

プロ野球ならエラー選手に「大馬鹿者!」とヤジる事もできますが、金融機関でヤジると即刻逮捕です。 ファンドマネージャーは、べつに我々を儲けさせようと頑張っている訳ではありません。 自分の成績の為に頑張っているだけです。 成績が悪ければ、消えてゆく。

闇に生まれ、闇に消えるプロ・・・。

でも、そんな彼奴らの力を借りなければ分散運用はできないのも、これまた事実なんです。

銀行での資産運用はヤメときましょう

私のメインバンクは、りそな銀なんですが、色んな怪しい商品を勧めて来ます。

 

  • ファンドラップ

2万儲けましたが、支払った手数料は4万。 アホらしくて数年で解約しました。

 

  • 仕組債

こんな高リスクの商品買えません。 こんなの勧めて来るとは、随分甘く見られたもんさ。

 

  • バイナリーオプション(BO)的なもの

ゴールドマンサックス(GS)がBOに絡む株価操作の疑いで金融庁の調査を受けてから数年後の事です。 商品性は若干変わっているのでしょう。 GSは、つい最近も金融庁の調査が入っています。 社内競争が余程厳しく、モラルハザードを起こしているのかも知れませんね。 まぁ、よその会社の事ですから、とやかく言いませんが。

そう言えば、リーマンショックの時、大前研一氏が日経ビジネス(だったか)に

「リーマン破綻はGSからサブプライム債を大量に売り付けられたからか?」

とする分析記事を投稿されていました。 なんか色々やってる会社なんです。

 

  • 「死んだらドル建てで元本償還、生き残ったら返戻金」とする不思議な「保険」

皆、生き残ると信じて買うんでしょうが、おめでた過ぎです。 60~70才台が死亡率の増大する領域です。(注1)

また説明資料には、資産状況が販売元(第一生命)に提供されると記載されていました。

あぁ、営業情報の収集か。 当家、貧乏でガッカリさせるのも申し訳なく、見送りとしました。

(注1)国立社会保障・人口問題研究所

 人口統計資料集(2023年改訂版)

 表5-11 生命表:2021年

https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/P_Detail2023RE.asp?fname=T05-11.htm

(グラフ作成:理科子)

年齢別死亡率

NISAはWealthNaviで運用中

’24年から新NISAが始まると聞き、WealthNaviに口座を開き、’23年から旧NISAの運用を開始しました。 数ケ月かマイナス運用の時もありましたが、現在はプラスで推移しています。

(追記:’23.6~’24.5の運用成績は、9~11%。リスク許容度1です)

 

WealthNaviを選んだ理由は、

  • 商品コンセプトが明確

運用ETFが6種だけ。

リスク許容度毎に比率が変わる

  • 全自動でリバランス

  • アルゴリズムが公開されている(注2)

 

この明快さに理系の理科子はグッと来た訳です。

(注2)WealthNaviのサイトで公開されています。

https://www.wealthnavi.com/image/WealthNavi_WhitePaper.pdf?v=20211111

iDeCoはお試し気分で後悔の最中

iDeCoは運用する気も無く、老後資金運用先の一つとして軽い気持ちで口座開設しました。(SBI証券)もしかしたら、投信運用するかも・・・そんなノリでした。

最初にログインしてみたら、投信がいっぱいあり、ウンザリしてしまいました。 結局、5年ほど放置し300万くらい積立てました。 ある日「おお、忘れてた」とログインしてみると、投信の半分以上が「新規購入停止」と、異常な状況です。 余程人気が無いのか、成績が悪かったのでしょうか。 今でも謎です。

さらに、運用成績が「マイナス1万」になっています。

「ナニ?何も買ってないのに?」

調べると、2100円/年の口座管理手数料がかかるとの事です。 まったく、このiDeCoという制度、金融機関に超優しい制度です。 30年なら63千円ですよ。

ならば取り返そうと、いくつか投信を買ってはみましたが、結局「マイナス4万」と傷口が開いてしまう有り様。 う~ん、と悩んでいたら、良いアイデアを思い付きました。

 

『WealthNaviと同じ銘柄を買えばいいじゃん』

 

いわゆる、「ミラー取引」のモドキです。

同じETFは売られていないので、同じコンセプトの投信を買いました。こんな感じです。

 

資産種別 ETF銘柄 代替え投信

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金    IAU    三菱UFJ純金ファンド

不動産  IYR    三井住友・DC外国リートインデックスファンド

債券   AGG    野村外国債券インデックスファンドDC

米国株  VTI   (ご自分で探してみて下さい)

日欧株  VEA   ( ↑ )

新興国株 VWO   ( ↑ )

 

これで何とか利益が出て「マイナス1万」まで取り戻せました。 よかった。この調子であと数年運用してみます。

 

この様に、iDeCoにはデメリットが沢山あります。

1.口座管理手数料が2100円/年

上述。 当然、買付手数料や運用手数料は別途発生しますよ。

2.60才以降でないと引き出せない

これはご存じですね。

3.年金で受取ると所得税(源泉)がかかる

自分の貯金で積立てたお金を受取るのに税金がかかるんです。 何という事でせうか。 有料ATM的な極悪制度です。 税金は確定申告(公的年金控除)で取り戻せる様です。

4.年金受取の度に手数料が440円引かれる

もう、iDeCoもSBI証券もウンザリです。年金受領後はSBI口座廃止します。

見たくもない。ふんっ。

特に1、4はSBI固有の事象なんでしょうか? ちまちまと金取るねー。(注3)

他社はどうなのかは、皆さんで調べてみて下さいね。

(注3)なるほど、S証券は手数料無料で釣って口座を開設させて、ついでにiDeCo口座開設に誘導し、iDeCoで長期間の手数料を取る作戦なんですね。 分かりやすい絵図です。 と言うことは、楽〇のiDeCoも同じ作戦(手数料狙い)なんですかね?(個人の妄想) 皆さんで調べてみて下さい。(複数の口座を持てないので私だけでは調べられないのです)

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以上が私の投資家人生です。 振り返れば、暗夜行路を行くが如き道程でした。

私の経験から今のところお勧め出来るのは、

  • 新NISAは、WealthNaviで長々期の積立運用(注4)

リスク許容度:大⇒中⇒小。

年齢に応じて変化させる。

  • 日本株の配当金狙い

長期保有ですよ。

 

おまけで

  • iDeCoでWealthNaviのミラー取引(リスク許容度:小)

S証券のごとき「手数料地獄の金融機関」以外なら、この選択肢はあります。 なぜなら、NISA口座は一つしか持てないので、2つ目のNISA口座的にiDeCo口座を使うのです。 もし、他社のiDeCo口座も手数料地獄なら、コレはナシですね。

(iDeCoは制約の多い制度なので将来的には改善されるでしょう。それからでも遅くないかも。)

 

面倒でしょうが、頑張って下さい。

「年金を考える」の頁で書いた様に、年金のやりくりは難しく、今後、給付開始の後ろ倒しは避けられないでしょう。(「減額」なんてすると世論沸騰、政権崩壊になります)

政府の立場としては「年金は限界」なんて絶対に言えません。 そのため、NISA、iDeCoを年金受給までの「ツナギ」に位置づけようと考えている、と私は見ています。(個人的見解)

 

若い皆さんは、時間を味方に付けられるのでリスクを取れます。 しっかり、住宅・老後資金を作って下さい。

私はもう残された時間は長くはないので、小遣い稼ぎでやっています。 200万が210万になったら嬉しいな。 そんな気分で。

 

そうそう、あなたの30年後の運用成績がイマイチだったとしても、私に文句は言わないで下さいよ。

私はもうこの世に居ないハズなんで。

(定期的に運用成績を把握してネ)

 

 

(おわり)

続編、「長期投資とは」もあわせてご覧下さい。

(注4)長く相場に関わっていると必ず、負けるタイミングがあります。(ドローダウン) この時に止めてしまうと、それまでです。 しかし踏み留まるのが良いのでしょうか? 実際、日本株は過去30年間低迷してきました。 留まるのも地獄です。

一方、米国株はリーマンショックの後でさえ、約2年で復活しました。 悔しいですが、彼らにはアニマルスピリットがあります。

もし暴落が起ったとしたら我々は大変なストレスを抱え込む事になります。 でも、私は安くなった海外株や海外債券を定期的に買い続けるつもりです。

でも、「安くなったら買おう」と思っていると、まず買えません。 いざ、その時になると「もっと下がるんじゃないか?」と怖くて買えないんです。 そんな事をしている間に買いタイミングを逃します。(全ての投資家が経験した事です。) これにどう対応するかと言うと、「自分が決めたタイミングでバカになって機械的に買う」、これだけです。

言葉で言うのは簡単ですが、実行するのは難しいです。

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