防災用品2
お勧め防災用品の2つ目は、BMです。BMとはバッテリーモニター。
カーバッテリーの電圧をモニターし、上がりを防止できます。
あればいいな、その2
『車用ソーラーパネル』『バッテリーモニター』
元々、これらを防災用品に加えるつもりは無かったんですが、こんな出来事があり、考え直しました。
エピソード
-
2023年12月31日
買い物に行こうと車に乗り込むも、ハイブリットが起動せず。
トラブル状況
-
バッテリー電圧、7.4V (5日前は12.7V を確認していた)
-
スペア用に準備していたバッテリーが機能せず(単独では13V)
-
充電器で充電(0.5A)するも起動せず
-
2024年1月1日
再度、充電をしている最中に大き目の地震を感じた。
すぐに収まったので充電を継続するも、始動できず。
とうとう電圧が4.2Vまで低下。 ドアも開かず。
PM5頃、作業を諦めTVを見ると、石川県が大変な事に。
「・・・ここが石川県なら、死んでいた・・・」
(冗談ではなく、心底そう思いました。)
私の居住地は内陸部なので、津波の危険こそありませんが、地滑り、家屋崩壊は充分あり得ます。
その時に車が使えないのは致命的です。
敗因は?
今回の失敗を振り返ってみると、
-
バッテリー本体が古かった?
5年落ちの中古車なので、(一度も未交換なら)寿命だったのかも知れません。
-
スペア電池が寿命
東日本大震災の後で買ったバッテリーでした。
電圧に注意してはいましたが、10年超えで寿命を終えていたと思います。
-
バッテリーが上がり易い車
ネットでは、「(機器が多く)バッテリーが上がり易い」と指摘されていました。
その対策としてソーラーパネルを接続していましたが、これが機能していませんでした。
-
ソーラーパネルの設置角度と場所が不適切
夏に設置したまま使い続けていました。
-
設置角度が20度、と浅かった
-
パネルが物影に入っていた
夏は、そもそも日照時間が長いため、いい加減な設置でも問題が無かったんですね。
冬になり、太陽高度が下がり、さらに、パネルが影に隠れていたため、発電量が乏しくなりました。
おまけに、冬至時期で、条件は最悪だったんですね。
今後は
今回は全ての要素がネガティブとなっていました。
そこで次回からは、
-
車検毎にバッテリーを交換する。
古いバッテリーはスペア用に保管
-
ソーラーパネルの位置と角度を季節毎に調整
冬:高角度(60度)、車内に設置
夏:低角度(20度)、屋外に設置
(夏は暑くて車内に置けない)
-
バッテリー・モニター(BM)導入
「バッテリー・モニター」(BM)とは?
充電状況を調べるため、Bluetoothの電圧計を探していたら、面白いモノを見つけました。 これを使えば、日々の充電状況がスマホから確認できます。
なお、マニュアルでは、BMをバッテリーに直結する様に指示されています。 しかし、ボンネット内に置くと鉄板が電波の邪魔をして、Bluetoothの到達距離が短くなります。(5mくらい)
私は、ソーラーパネルをOBD2コネクタに接続していたので、BMをこれに並列に挿入しました。 この様にすると、BMをキャビン内に置けるので、Bluetoothの到達距離が伸びます。(10mくらい。居間からもアクセスできました)
なお、自動車メーカーはOBD2コネクタの使用を推奨していません。実施は自己責任で。

構成
-
OBD2コネクタは、電源のプラス・マイナスだけがあれば良いので、安価な「メモリーセーバー」用のもので良いです。 ヒューズボックス付きのものが有ればベストです。(アマゾン、現在入手不可)
-
デジタル電圧計は、(わざわざBM用アプリを使わなくても電圧を測れるので)付けた方が良いです。ただ電気を食いますので必ずスイッチを付けて下さい。
-
BMはアマゾンで購入(1Wで届いた)
-
電子パーツは秋月電子で購入
ソーラーパネル:(写真は古いモデル) https://akizukidenshi.com/catalog/g/g114254/
デジタル電圧計: https://akizukidenshi.com/catalog/g/g117296/
押しボタンスイッチ:https://akizukidenshi.com/catalog/g/g104580/



充電状況
BM用のアプリを使えば、【グラフ】で電圧をモニターできます。
電圧の波形から充電状況を判断できますね。
ただし車種によって電圧は異なると思います。(注1)
(私の車は、17年型プリウスです)

(注1)「充電状態」の電圧がこんなにバタバタする理由が分かりません。 最初、過充電保護回路が働いて、OBD2を遮断して、ソーラーパネルの「開放端電圧」を測っているんじゃないかと思いました。(でも開放端電圧なら15Vを超えるハズ) そこで、BMをもう一台購入してバッテリー直結して、2つのBMの電圧を比較すると、全く同じ形でした。 この事から、OBD2とバッテリーは結線されていると言えます。
では、このバタバタ電圧は、キャパシタに蓄えた電圧をバッテリーに印加する事で高速充電をしている、という事でしょうか? だとすると、凝った充電方式ですね。 少なくとも、車種によって充電電圧の形は異なると考えられます。
(おわり)